「調理師の給料ってなんでこんなに安いんだろう」
「このままじゃ将来が不安だな」
と思うことはありませんか?
しかし今の給料に不満を持っていても、どうしたら今よりも収入を上げられるのか分からず迷ってしまいますよね。
では、収入をアップさせる方法はをどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
上記の3つについて詳しく解説します。
この記事を見れば、今後どうすれば今よりも収入を上げられるかが分かります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
調理師・料理人の給料は平均25.3万円
調理師の給料を月給に換算すると平均25.3万円です。
この金額は、基本給に各種手当などを含めた「額面」の金額なので、税金を引いた「手取り」の金額はもう少し下がります。
また、これはあくまで平均月収であり、すべての調理師が上記の金額をもらえているわけではありません。
新人の見習い時期や職場、勤務形態によっては、手取りが10万円台~20万円台前半の調理師も多くいます。
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
調理師・料理人の平均年収は日本全体と比較しても低い
調理師の平均年収は約340万円と、日本全体の職業の平均と比較しても低めです。
なお、この金額は賞与や各種手当の平均額を含めたものなのでご注意ください。
小さい飲食店や個人経営の飲食店は、大手が運営する飲食店に比べて労働条件が整ってないケースは多いです。
もし、労働条件が整っていない飲食店で働くことになってしまったら、必然的に年収も下がります。
なぜ調理師・料理人の給料は安いのか?労働量と対価があっていない
飲食業は薄利多売でありその分利益率も低くなるため、相当な繁盛店でない限り、売り上げを従業員の給与に反映させる余裕はないのです。
そのため、ほかの職業にはある下記のような手当が調理師にはないケースがほとんどで、その現状が調理師の給料が安くしています。
- 賞与が出ない
- 残業代が出ない
- インセンティブ制度がない
また調理師は雇われで仕事をしている以上、どれだけ長く仕事を続けたり、シェフにステップアップしたりしても、昇給額はほとんど上がりません。
中には1000円単位の昇給額を提示されることもあります。
私が実際そうでした…。
調理師の仕事は「毎日長時間労働」で「休みも少ない」のに「給料が低い」と労働量とそれに対する対価が比例しない職業なのです。
ホテルの調理師は比較的給料が高い!
調理師の中でも給料が高い職場として、ホテルのレストランが挙げられます。
ホテルのレストランは、基本的に労働条件が整っており、基本給も高い傾向にあります。
年2回の賞与や残業代もしっかり支給されるため、ほかの調理師に比べて全体的に高収入です。
また福利厚生も充実しているため、待遇面も良くなり、プライベートの充実も期待できるでしょう。
調理師・料理人が収入をアップさせる5つの方法
今の職場でただ毎日仕事をこなしているだけでは、調理師の収入はあまり上がらないでしょう。
収入をアップさせて将来の安心を得たいのであれば、自分から積極的に行動を起こしていく必要があります。
では調理師が収入をアップさせたい場合、どのような行動を取ればいいのでしょうか。
ここでは調理師が収入をアップさせる方法5つを解説します。
- まずスキルアップする
- 副業をする
- 独立する
- より条件の良い店に転職する
- 異業種へ転職する
ぜひ参考にしてみてください。
1. まずスキルアップする
調理師として収入をアップさせたいならまずは自分のスキルを磨きましょう。
大前提として調理のスキルがない場合は、それに見合った職場でしか働けず給料は上がりません。
そのため実力以上の店に就職して下っ端から頑張ったり、海外に行って修行したりと、積極的にアクションを起こす必要があります。
徐々にスキルアップして、ミシュランやビブグルマン獲得店などの有名店に就職することで、給料をあげることができるでしょう。
2. 副業をする
近年では、働き方の多様化や、「働き方改革」を受け、徐々に副業を認める企業増えてきています。
調理師の世界も例外ではなく、さまざまな調理師向けの副業が登場し、自分の飲食店以外でも収入を得ようとする人も増えました。
本業の合間に副業をこなし、2本柱で収入を得ることで、収入のアップが期待できます。
調理師の技術を生かして副業ができる媒体は以下のとおりです。
- 出張シェフ
- ストリートアカデミー
- CaSy
- シェアフル
- ココナラ
飲食業界は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた業界の1つで、蔓延防止措置や緊急事態宣言などの対応により、通常営業すら満足にできない店がほとんどを占めました。
またいつ波が訪れるかわからない中で、今の店で働くという選択肢しかないのは、あまりにも心細いでしょう。
今の働いている店の収入だけに依存をしすぎないように、副業をすることをおすすめします。
3. 独立する
タイミングは人それぞれですが、いずれは自分の店を持ち自由な働き方がしたいと考えている人は多いでしょう。
収入アップを図るなら、独立して自分の店を持つというのも1つの方法です。
軌道に乗るまで大変なことは多いでしょうが、うまく軌道に乗り繁盛店に成長することで、雇われで調理師をしていた時の何倍も稼げる可能性があります。
- 自分の好きなように仕事ができる
- 労働時間が自由
- 頑張った分の成果が見える
ほかにも独立するメリットはさまざまあります。
また働く時間を自由に選べるようになるので、プライベート時間の充実も期待できるでしょう。
独立・企業をサポートしてくれる企業も多数あるので、ご検討の際は資料請求や説明会など、気軽に参加してみることをおすすめします。
4. より条件の良い店に転職する
今の職場で働き続けても労働条件が良くなったり、給料が上がったりすることはあまり期待できません。
調理師としてある程度経験を積み、実力もついてきたと感じたら、今の店よりも条件の良い店への転職をおすすめします。
全国に飲食店は数え切れないほどあり、就職活動をするタイミングによっては残業代や賞与がしっかり支払われる、労働環境が整った飲食店の求人が見つかることもあるでしょう。
より多くの求人を比較したり、より自分の希望に沿った求人を見つけたりするために、飲食業界に特化した転職エージェントの利用をおすすめします。
5. 異業種へ転職する
収入をアップさせたいなら、思い切って調理師を辞めて、異業種へ転職することをおすすめします。
前述したとおり調理師は重労働のわりに給料が少ない職業ですので、調理師として違う飲食店に転職したとしても、収入の大幅なアップは期待できないでしょう。
しかし労働条件の整った異業種に転職することで、収入の大幅なアップが見込めます。
- プライベートが充実する
- 慢性的な重労働から解放される
- 新しい出会いがある
- 新しい知識・スキルが手に入る
- ステップアップできる
ほかにも、調理師から異業種へ転職するメリットは上記のとおりさまざまです。
今では事業拡大や人手不足の人員確保のため、未経験の人材でも積極的に採用をしている企業はたくさんあります。
もし調理師の稼ぎでは不安を感じていて、もっと自分の可能性を広げたいのであれば、異業種への転職をおすすめします。
調理師が収入アップのための転職を成功させる3つの方法
調理師が収入をアップさせるためには、転職をしてしまうことが1番の近道です。
スムーズな転職を実現させるためにも、転職を成功させるポイントをしっかりと押さえておきましょう。
ここでは、調理師が転職を成功させ、収入アップを実現するための方法を3つご紹介します。
- 退職理由を明確に伝える
- 転職エージェントに登録する
- なるべく複数の企業に応募する
ぜひ参考にしてみてください。
1. 退職理由を明確に伝える
事前に退職したい旨を会社側に伝える必要がありますが、退職の理由次第で会社側が受け取る印象が大きく変わります。
お互い納得の円満な退職を実現するためにも、しっかりとした退職理由を考えておきましょう。
退職の理由が曖昧でうまく自分の気持ちを伝えられないと、次のような無駄なトラブルに発展してしまうケースもあるので注意が必要です。
- 過度な引き止めにあってしまう
- 職場の人と関係が悪くなる
- 給与の支給額を減らされてしまう
飲食店は人手不足のところも多いため、過度な引き止めにあうことはよくあるケースで、それにより退職交渉が難航することがあります。
しかし、もし必要な人材を確保できないとしても、それはあなたではなく会社の責任です。
退職理由を明確にし、それを会社側に伝えたら、あとは後ろを振り返らず強い意志で退職をおこないましょう。
2. 転職エージェントに登録する
調理師が異業種への転職を成功させたいのであれば、決して1人で転職活動をしてはいけません。
「転職エージェントに登録する」これが調理師が収入アップのために、転職を成功させるたった1つのポイントです。
スムーズに転職活動をおこない、より自分の希望に沿った転職先を見つけるために、必ず転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントを利用することで、次のようなさまざまなサポートを受けられます。
- 転職の相談に乗ってくれる
- 希望にあった転職先を紹介してくれる
- 履歴書の書き方や面接の受け方のアドバイスをしてくれる
- 面接日や顔合わせの日程を調節してくれる
- 給与交渉をしてくれる
転職エージェントを利用することで、上記のようなさまざまなサポートを受けられるため、転職を成功させる可能性を高めることができるでしょう。
まだ転職したい職種が決まっていなくても、事前に登録を済ませておくことで転職活動がスムーズにおこなえます。
調理師として働く人が、転職エージェントのサービスを利用するメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
「飲食業・調理師が転職エージェントを使う7つのメリットと転職を成功させる3つのポイント」
3. なるべく複数の企業に応募する
転職を成功させたいのであれば、複数の転職エージェントに登録し、なるべく多くの企業の紹介をしてもらいましょう。
多くの企業の情報を得ることで、より自分の希望に沿った求人が見つかり、転職後の満足度も高くなります。
複数の転職エージェントに登録して使い分けるべき理由はほかにもあります。
- キャリアアドバイザーによりアドバイス内容が異なる
- エージェントにより保有する求人が異なる
- 情報のブレがなくなる
複数の転職エージェントに登録し、複数の企業を紹介してもらい、複数の企業に応募することで転職成功率のアップが期待できます。
転職を成功させるためには少なくとも、3~4つ以上の転職エージェントに登録して使い分けることをおすすめします。
飲食業界内の転職におすすめの転職エージェント2選
飲食業界内で転職を成功させたいなら「飲食業特化型転職エージェント」を利用しましょう。
飲食業特化型の転職エージェントは、飲食業界の求人を豊富に取り揃えているのが特徴です。
飲食業界の仕事に精通しているアドバイザー多数在籍しているため、より細やかな希望にも対応してくれます。
ここでは、飲食業界内の転職におすすめの飲食業特化型エージェント2つをご紹介します。
- itk
- フーズラボエージェント
それぞれ特徴を見ていきます。
1. 転職エージェント「itk」
公式サイト:itk
「itk」は業界シェア・求人数ともに飲食業界最大級の転職エージェントです。
飲食業に特化した人材紹介の中では、もっとも業歴が長い会社で、国内最大級の実績を誇ります。
外食に特化したキャリアプランナーが有名企業との太いパイプを活かし、学歴や経歴に関係なく、18才〜50代まで幅広い層のサポートをしてくれます。
転職しようか悩んでる人・転職の仕方がわからない人は、まず登録するべき転職エージェントでしょう。
2. 転職エージェント「フーズラボエージェント」
公式サイト:【飲食店特化の転職支援フーズラボ・エージェントbyCuolega】「フーズラボエージェント」は首都圏・関西の飲食業界求人に特化した転職エージェントです。
業界最大級の求人数を誇り、「月給35万円以上」「年収450万円以上」「週休2日」「賞与あり」など優良求人も多くあります。
業界に精通したキャリアアドバイザーによる親身な転職相談の下、より自身の希望にマッチした求人を紹介してくれます。
首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)・関西(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山)で転職を希望しているなら必ず登録しておきましょう。
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飲食業界の転職はフーズラボ・エージェント調理師から異業種への転職におすすめの転職エージェント5選
調理師が異業種への転職を成功させるには、エージェントの利用は必須です。
中でも幅広い業界や職種の求人に対応している「総合型転職エージェント」の利用をおすすめします。
ここでは調理師から異業種への転職におすすめな3つの総合型転職エージェントをご紹介します。
- パソナキャリア
- マイナビエージェント
- doda
- リクルートエージェント
- 第二新卒エージェントneo
それでは見ていきましょう。
1. パソナキャリア
公式サイト:パソナキャリア「パソナキャリア」は求人数30,000件以上の業界トップクラスの転職エージェントです。
関東圏・関西圏・東海圏の転職に強く、また24〜49歳まで幅広い年齢層の転職活動に対応してくれます。
リーダー・マネージャークラス〜部長・事業責任者クラスまでの求人を紹介してくれるのはもちろんのこと、未経験で応募できるポテンシャル求人を多く保有しているのも魅力の1つです。
面談の際に、転職活動のノウハウがつまったガイドブックをプレゼントしてもらえるので、転職がはじめてという方でも安心して利用できます。
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大手総合型転職エージェント【パソナキャリア】2. マイナビエージェント
公式サイト:マイナビエージェント「マイナビエージェント」は首都圏・関西圏・東海圏の20代~30代の転職に強い、国内最大級の転職エージェントです。
関東・関西・東海の主要エリアの求人を網羅しており、ベンチャーから大手まで幅の広い優良求人を豊富に保有しています。
また、リクルーティングアドバイザーが会社内の雰囲気や、働く⼈の様⼦なども徹底してリサーチしているため、より細かい希望に沿った企業とのマッチングが可能です。
IT業界への転職に興味がある人には、IT業界の転職に特化した「マイナビIT AGENT」も利用しましょう。
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首都圏のIT・営業職求人多数。転職ならマイナビエージェント3. doda
公式サイト:doda「doda」は約10万件の求人情報を誇る、業界最大級の転職エージェントの1つです。
首都圏の20代や30代の転職にはもちろんのこと、地方での転職や、高齢での転職などもdodaであれば案件を見つけることができます。
dodaには30年以上という長年の転職支援実績があるので、信頼できるサポート体制が魅力です。
dodaに登録をすると、転職エージェントと並行して転職サイトの利用も可能なため、求人の選択肢を増やすことができます。
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転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?4. リクルートエージェント
公式サイト:リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は株式会社リクルートが運営する、業界最大手の転職エージェントの1つです。
リクルートエージェントでは一般公開している求人のほかに、10万件以上の非公開求人が取り揃えられています。
各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーによる手厚い転職サポートはもちろんのこと、リクルートエージェント主催の「面接力向上セミナー」に無料で参加できるのもうれしいポイントです。
転職サイトの「リクナビNEXT」と連携して使用すると、より効果的な求人検索ができるため、併用することをおすすめします。
5. 第二新卒エージェントneo
公式サイト:【第二新卒エージェントneo】「第二新卒エージェントneo」は正社員での就職・転職を希望する18歳〜28歳のサポートをメインとした転職エージェントです。
1番の大きなポイントは学歴・経歴が不問な点で、中卒・高卒・専門卒・大学中退、・短期離職・第二新卒(就業後3年以内の離職)・中途・キャリアアップの転職など、幅広い経歴の方を完全無料でサポートしてくれます。
取引企業は約1万社と多いですが、ブラック企業を除外し、優良企業のみを紹介してくれるので安心して就活が可能です。
不採用通知の内容を知らせてくれるので、次の就活ですぐに改善が出来るのも大きなポイントです
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大学中退、中卒、高卒の就職なら、第二新卒エージェントneoまとめ:調理人の稼ぎでは不安なら積極的に年収アップのための転職活動をしよう
この記事では以下の3つについて詳しく解説しました。
調理師の給料はほかの職業と比較しても安いため、年収をアップさせたいのであれば、今の職場に満足せず、積極的に転職活動をするする必要があります。
転職活動は1人ではせず、必ず複数の転職エージェントを利用しましょう。
複数の転職エージェントを利用することにより、複数の求人の比較ができ、より自分の希望にマッチした職場を見つけられます。
もし調理師としての収入に不安があるのであれば、未経験の異業種への転職を検討しましょう。
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