飲食業界の給料はなぜ低い!3つの理由と給料アップするための3つの方法

飲食業界の給料をアップするための3つの方法を解説するアドバイザー達 飲食業

「飲食業界で働いているけど給料が全然上がらない」
「給料が低くて今後が不安だ」

と思うことはありませんか?

今の給料に不満を感じているけど、どうすれば給料をアップさせられるか分からず迷ってしまいますよね。

では、飲食業界で働く人が給料をアップさせるための方法はどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

✔︎なぜ飲食業界の給料は安いのか
✔︎飲食業界で給料をアップさせる方法はあるのか
✔︎今後飲食業で給料のアップは期待できるのか

上記の3つについて詳しく解説します。

この記事を見れば、給料が低くて不安な状況を打開する方法が分かります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

飲食業界の給料が低い3つの理由

給料が低いことに悩む男性

飲食業界で働く人の多くは、得られる給与額の低さに不満を持っているでしょう。

ではなぜ飲食業界の給料は低いのでしょうか。

  1. 利益率が低い
  2. 残業代がない
  3. 大企業か中小企業かによって待遇が違う

ここでは、飲食業界の給料が低い3つの理由について解説していきます。

1. 利益率が低い

飲食店のビジネスモデルの多くは、利益率の低い薄利多売の商売です。

そのため、相当な繁盛店で複数の店舗を運営する企業でない限り、給与額アップへの期待はできません。

飲食店には月々かかる経費のなかにどうしても削れない固定費が存在し、利益率を上げるにはそれ以外の部分のコストダウンや生産性の向上が必要になります。

そこで利益率を上げる方法として真っ先に実行されるのが、「人件費を抑える」「食材費を消削る」となるため、給与額も低くなってしまうのです。

2. 残業代がない

一般的な企業に勤めるサラリーマンの中には、月の給与額の多くを残業代で稼いでいるという人も少なくないでしょう。

飲食店の多くは適切な労務管理がおこなわれず、サービス残業が慢性化しているため、営業時間外の労働も残業代として給与額へ反映されないケースは多くあります。

一般的な企業の労働時間が8時間なのに対し、飲食店の平均的な労働時間は12時間〜15時間と約1.5倍〜2倍近く拘束されていることになります。

長時間の労働に対して、得られる対価が低いため、全体的な給与額も低くなってしまうのです。

3. 大企業か中小企業かによって待遇が違う

大企業が運営する飲食店に就職するか、中小企業や個人が経営する飲食店に就職するかでも、給与額に大きな差が生まれるケースもあるでしょう。

一般的に、大企業の運営する飲食店では、「社保完備」「賞与年2回」など、一般的な企業に勤めるサラリーマンと同じような福利厚生やボーナスを得られる場合が多くあります。

しかし、中小企業や個人が経営する飲食店では、国民年金や国民健康保険に自分で加入しなければならなかったり、賞与は定期的には支給されなかったりする場合も多くあるのです。

そのため、中小企業や個人が経営する店舗に就職してしまった場合、必然的に得られる給与額も低くなってしまいます。

飲食業界で給料をアップさせる3つの方法

飲食業界内で給料を上げる方法を解説する男性アドバイザー

今の職場でただ毎日仕事をこなしているだけでは、給料はあまり上がらないでしょう。

給料をアップさせて将来の安心を得たいのであれば、自分から積極的に行動を起こしていく必要があります。

では飲食業界で働く人が給料をアップさせたい場合、どのような行動を取ればいいのでしょうか。

  1. プライベートが充実する
  2. 慢性的な重労働から解放される
  3. 新しい経験が積める・可能性が広がる

ここでは調理師が収入をアップさせる方法3つをご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

1. 独立する

タイミングは人それぞれですが、いずれは自分の店を持ち自由な働き方がしたいと考えている人は多いでしょう。

給料のアップを図るなら、独立して自分の店を持つというのも1つの方法です。

軌道に乗るまで大変なことは多いでしょうが、うまく軌道に乗り繁盛店に成長することで、雇われで働いていた時の何倍も稼げる可能性も十分にあります。

  • 自分の好きなように仕事ができる
  • 労働時間が自由
  • 頑張った分の成果が見える

独立することで上記のようなメリットを得られることも期待できます。

尚、飲食店を経営するには、料理スキル以外にも経営についての基礎知識も必要になるでしょう。

もし独立に興味がある人は、独立・起業をサポートしてくれる企業も多数あるので、資料請求や説明会など、気軽に参加してみることをおすすめします。

2. 副業をする

飲食業界で働く人が飲食店の営業のみで、満足な給料を得ることは難しいでしょう。

近年では、働き方の多様化や、「働き方改革」を受け、徐々に副業を認める企業増えてきています。

飲食業界も例外ではなく、飲食業界で働く人でもできる副業もさまざま登場し、本業の飲食店の営業以外でも収入を得る人が増えました。

調理師の技術を生かして副業ができる媒体は以下のとおりです。

  • 出張シェフ
  • ストリートアカデミー
  • CaSy
  • シェアフル
  • ココナラ

飲食店の就業時間街の時間で副業をこなすことにより、2本柱・3本柱で収入を得ることができます。

上記のように、収入源の数を徐々に増やしていくことで、全体的な給与額をアップさせられるでしょう。

3. 条件の良い店に転職する

今の職場で働き続けても労働条件が良くなったり、給料が上がったりすることはあまり期待できません。

飲食業界である程度経験を積み、実力もついてきたと感じたら、今の店よりも条件の良い飲食店への転職をおすすめします。

全国に飲食店は数え切れないほどあり、就職活動をするタイミングによっては残業代や賞与がしっかり支払われる、労働環境が整った飲食店の求人が見つかることもあるでしょう。

尚、転職活動をする際はより多くの求人を比較したり、より自分の希望に沿った求人を見つけるために、飲食業界に特化した転職エージェントの利用をおすすめします。

飲食業界に特化した転職エージェント利用するメリットについて、もっと詳しく知りたい人はこちらの記事をチェックしてみてください。
飲食業に特化した転職エージェントを利用するべき3つのメリット!

飲食業界の転職はフーズラボ・エージェント

飲食業界はコロナ禍で今後給料アップは期待できない

給与アップせず嘆く男性

飲食業界は新型コロナウイルスの影響を最大に受けた業界の1つで、蔓延防止措置や緊急事態宣言などの対応により、満足に営業ができない飲食店が大多数を占めました。

売り上げの低下や、いつまでたっても協力金が給付されないために、やむなく閉店をしてしまった飲食店も多くあります。

今ではオミクロン株が蔓延したコロナウイルス第6波の影響で発令された、蔓延防止措置は全面的に解除されましたが、今後また第7波・第8波と続く可能性は十分にあります

相当な資金力のある企業が運営する飲食店以外は、営業を続けていくだけで精一杯の飲食店も多いため、今後も給与額のアップは期待できないでしょう。

飲食業の給料が低くて悩むなら異業種へ転職をしよう

飲食業界から転職して喜ぶ男性

今まで色々な角度からみてきましたが、飲食業界で働きながら大幅に給与額をアップさせるのは、険しい道のりです。

飲食業の稼ぎでは将来が不安という人も多いでしょうが、その場合は思い切って飲食業界からおさらばして、異業種への転職を検討しましょう。

異業種に転職することで、まずこのような変化が期待できます。

  • 基本給が上がる
  • 賞与・残業代がもらえる
  • 昇給額が上がる

飲食業界以外の多くの企業は労働条件が整っていることが多く、各種手当や待遇が改善され、給与額の大幅なアップが見込めます。

今では事業拡大や人手不足の人員確保のため、未経験の人材でも積極的に採用をしている企業はたくさんあります。

もし今現在、飲食業の給与額に不安を感じていて、違う可能性を広げたいと思っているのなら、異業種への転職をおすすめします。

なお、飲食業界から異業種へ転職する際には、転職エージェントを利用すると転職活動がスムーズにおこなえます

転職エージェントのサービスを利用するメリットは、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
飲食業・調理師が転職エージェントを使う7つのメリットと転職を成功させる3つのポイント

大手総合型転職エージェント【パソナキャリア】

飲食業界から異業種へ転職する3つのメリット

飲食業界から転職するメリットを紹介する男性アドバイザー

未経験の業種に転職することは勇気がいることです。

しかし新たな一歩を踏み出すことで、環境面でも身体面でもさまざまな良い変化が期待できます

ここでは、飲食業・調理師からほかの業種へ転職することで得られる3つのメリットをご紹介します。

  1. プライベートが充実する
  2. 慢性的な重労働から解放される
  3. 新しい経験が積める・可能性が広がる

それぞれ見ていきましょう。

1. プライベートが充実する

調理師はほかの職業に比べて、日々の長時間労働に加えて休日も少なく、自由な時間の確保が難しかったでしょう。

ほかの業種は飲食業に比べて、休日や労働時間などの労働環境が整っているところも多いため、転職することでプライベート時間の充実が期待できます。

土日祝の安定した休日や、有給の取得などにより、飲食業時代には出来なかった、旅行や遊びに出かけることも可能です。

このように調理師を辞めることは、プライベートを充実させたい人にとって大きなメリットとなるでしょう。

2. 慢性的な重労働から解放される

調理師の仕事から離れることで、慢性的な身体の疲れが取れ、痛みのあった箇所をゆっくり治療することができます。

調理師の仕事は長時間の立ち仕事に加え、重労働で毎日身体を酷使していますが、ほかの業種へ転職することでそれが解消されるからです。

飲食業界の仕事は労働時間は長く休日も少ないため、身体が完全に休まらず、疲れや痛みが完全に無くならないないまま、日々の業務をこなしているケースも多くあります。

調理師から異業種へ転職することで、自分の身体をゆっくりと休め、いたわる時間を手に入れることができます。

3. 新しい経験が積める・可能性が広がる

今までは飲食業・調理師の仕事しかしてこなかったわけですから、異業種への転職に不安を抱えて一歩を踏み出せない人も多いでしょう。

しかし近年では、人手不足や市場拡大などの理由で、未経験の人材でも積極的に採用している企業は多くあります

今までの飲食業の知識を活かせる業種を選んでもいいですし、まったく知識のない業種に挑戦してみてもいいでしょう。

  • 給与・待遇面が改善される
  • 自分の市場価値向上が見込める
  • ビジネスチャンスや新たな人脈が広がる

ほかの業種に転職することで、上記のようにビジネスパーソンとしてのステップアップも期待できます。

思い切って新しい世界に飛び込むことで、自分の世界が広がり、新しい可能性が現れるでしょう。

まとめ:コロナ禍で厳しい飲食業界にはおさらば!異業種に転職して新しい可能性を見つけよう 

今回の記事では次の3つについて詳しく解説しました。

✔︎飲食業界で給料のアップは期待できない
✔︎給料をアップさせるには自ら進んで行動を起こさなくてはいけない
✔︎未経験の異業種への転職も視野に入れよう

今現在、働く飲食店での給与額に不満を持っている場合、今後どれだけ長く同じ店で働いたとしても満足のいく給与額をもらえるようになる可能性は低いでしょう。

納得のいく給与額を得たいのであれば、今の状況に甘んじるのではなく、自ら進んで給与額アップへつながる行動を起こしていく必要があります。

また、飲食業界の将来性に不安を感じているのであれば、未経験の異業種への転職も検討しましょう。

新しい世界に一歩を踏み込むことで、今までとは違った経験が積め、新しい人脈やスキルも手に入れられるでしょう。

転職サイトに掲載されていない【非公開求人】の紹介を受ける方法は?

\こちらの記事もチェックしよう/

飲食業界の将来性が不安な5つの理由とコロナ禍を生き残る3つの方法

調理師が異業種へ転職するべき理由7つと転職を成功させるたった1つのポイント