「介護施設の調理師の仕事辞めたいな」
「どういう職種なら転職できるのかな」
と思うことはありませんか?
しかし、いざ介護施設の調理師を辞めようと思っても、次はどういった仕事を選べばいいか分からず、迷ってしまいますよね。
では、介護施設の調理師の転職先にはどういった選択肢があるのでしょうか?
そこで今回は、
上記の3つについて詳しく解説します。
この記事を見れば、迷っていた転職への第一歩が踏み出せます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
介護施設の調理師を辞めたくなる5つの理由
介護施設の調理師を辞めたくなる理由は人によりさまざまでしょう。
しかし、多くの調理師が感じる共通したストレスもいくつかあります。
ここでは、介護施設の調理師を辞めたくなる理由として多く挙げられる5つの理由について詳しく解説します。
- 重労働で体力が持たない
- みなし残業が多い
- 慢性的な人手不足
- 管理栄養士との対立
- 管理側と現場のギャップ
それぞれ見ていきましょう。
1. 重労働で体力が持たない
老人ホームの厨房では、大量の料理を作るので、一般的な飲食店と比べて調理器具は大きいものが多い傾向にあります。
そのため老人ホームで働く調理師はそれら大きな調理器具を運んだり、洗ったりととにかく重労働です。
また、長時間の立ち仕事で、休憩以外で座ることがほとんどありません。
そのため老人ホームの調理師は下記の症状を抱えているケースが多いのです。
- 首・肩こり
- 腰痛
- 腱鞘炎
ひどい場合、忙しい職場や人手が足りていない職場では、休憩時間も満足に取ることができません。
このような身体的に辛い状況が続くことで、体力的な限界を感じ、老人ホームの調理師を辞める人は多くいます。
2. みなし残業が多い
老人ホームの調理師は基本的に、早朝から夕方まで、昼前から夜までといった実働8時間の2部構成のシフトで働いています。
しかし、これはあくまで求人広告に記載されている労働条件であり、実際の現場ではそうはうまくはいきません。
老人ホームの調理の現場は基本的に人員不足な環境が多く、拘束時間を過ぎても片付けや仕込みが終わらず、毎日残業を強いられます。
「残業代は基本給に含む」といったみなし残業制のところが多く、超過分の残業代も支払われないのです。
3. 慢性的な人手不足
老人ホームの厨房は足りない人手をパートで賄っている現場が多くあります。
パート勤務の人は常勤の人は少なく、また突発的な休みも少なくないため、1日1日の人材の確保が大変です。
人手が足りない分の仕事は、在籍している従業員や調理師がこなさなければいけなくなり、1人への仕事の負担が大きくなってしまいます。
必然的に労働時間も長くなるため、2部シフト制は無視され、朝から夜までほぼとおしで働かされることも多くあるのです。
4. 管理栄養士との対立
老人ホームの料理は基本的に管理栄養士がレシピを作成し、管理栄養士の指導のもとで厨房の仕事が進められることが多いです。
そのため意地の悪い管理栄養士に当たってしまったり、関係が悪くなってしまったら、仕事に悪影響が出てしまいます。
老人ホームの調理師の仕事は、料理の提供時間が決まっているため、管理栄養士との円滑なコミュニケーションのもと、テンポよく仕事をこなさなくては、料理を時間どおりに提供できません。
管理栄養士との関係が悪くなり、対立してしまうことで、仕事が楽しくなくなり、辞めてしまうケースも多くあるのです。
5. 管理側と現場のギャップ
老人ホームで提供される料理は、外部業者に業務委託により食事の用意をされているので、特別なことがない限り管理者は現場にはいません。
そのためにメニューや食材などの変更や、食事に関するトラブルが起きた際には、自己判断での対応はほとんどできません
その都度、管理本部へ連絡を入れ、そこからに栄養士へ話が伝わり判断が下され、判断が下されてやっとトラブル対応となるので、スムーズに仕事が進まないことも多くあります。
管理本部側と老人ホーム側の意見に板挟みにされ、自分で仕事の判断ができないストレスから、仕事を辞めようと考える人は多くいます。
介護施設の調理師におすすめの転職先3つ
今の介護施設から転職したいと思っても、次の転職先はどうしたらいいか分からず困ってしまう人も多いでしょう。
ここでは、介護施設調理師の次の転職におすすめの転職先3つをご紹介します。
- 別の調理施設に転職する
- 介護職に転職する
- 異業種に転職する
ぜひ転職する際の参考にしてください。
1. 別の調理施設に転職する
老人ホームや介護施設などの現場は基本的に集団調理なので、同じ調理師といっても、一般的な飲食店とは調理の規模も必要とされる技術も多少異なるため、飲食店への転職に迷いが生じることもあるでしょう。
そのため転職の際には、今までの現場での経験を活かせる調理施設への転職をお勧めします。
- 学校給食調理師
- 病院食調理師
- 保育園調理師
老人ホーム以外で集団調理の経験を生かして働ける現場は、上記のようにさまざまあります。
別の調理施設へ転職することで今までの経験を生かしながらも、リフレッシュした新たな気持ちで仕事ができるでしょう。
2. 介護職に転職する
介護施設で調理師の仕事をしていた人には、未経験でも比較的転職しやすい、介護職への転職をおすすめします。
厚生労働省によると、「2025年には約38万人の介護スタッフが不足する」と予想されているくらい慢性的な人手不足であるため、未経験の人材でも積極的に採用している職種です。
あらかじめ資格を取得している人が働いているイメージですが、無資格で転職して働きながら資格を取り、ステップアップしていく方法もあります。
今まで老人ホームの調理師をしてきた人は、介護施設内の雰囲気もある程度把握しているため、まったく初めての人に比べて戸惑いなく就職することができるでしょう。
3. 異業種に転職する
コロナの影響で不安定な飲食業界や、労働環境の悪い調理師として働くことに不安を感じている人は、未経験の分野への挑戦も検討しましょう。
今では人手不足や事業拡大など理由はさまざまですが、未経験の人材でも積極的に採用をおこなっている企業は数多くあります。
そのため、飲食業から未経験の業界へ転職する人が年々増えており、まったく違った新しい分野で活躍する人も増えています。
- 年収アップが期待できる
- 新しい人間関係が築ける
- 新しい知識やスキルが身につく
異業種へ転職することで、上記のようなさまざまなメリットが得られます。
また、異業種へ転職すると、調理師特有のサービス残業や長時間労働などの労働環境も改善が期待できるため、プライベートの時間も充実するでしょう。
新しい経験値を手に入れ、人生の可能性を広げるためにも、異業種に挑戦することをおすすめします。
介護施設の調理師が転職に成功するたった1つの方法
忙しい老人ホームや介護施設の調理師が、スムーズに転職を成功させたいのであれば、1人で転職活動をしてはいけません。
転職を成功させるポイントは、ズバリ「転職エージェントを使う」ことです。
スムーズに転職活動をおこない、より自分の希望に沿った転職先を見つけたい場合は、必ず転職エージェントを利用しましょう。
- 専門家が転職の相談に乗ってくれる
- 希望にあった転職先を紹介してくれる
- 履歴書の書き方や面接の受け方のアドバイスをしてくれる
- 面接日や顔合わせの日程を調節してくれる
- 給与交渉をしてくれる
転職エージェントには、上記のようなさまざまなサポートが用意されています。
転職エージェントを利用することで、1人で転職活動をおこなうより労力がかからず、転職の成功率を高めることも可能です。
まだ転職したい職種が決まっていなくても、事前に転職エージェントに相談しておくことで転職活動がスムーズにおこなえます。
転職エージェントのサービスはすべて無料です。
気軽に利用しましょう。
転職エージェントを利用するメリットについて、もっと詳しく知りたい人は「こちらの記事」もチェックしてみてください。
老人ホームの調理師におすすめの転職エージェント7選
調理施設への転職におすすめな転職エージェント2選
ほかの調理施設への転職には飲食業特化型の転職エージェントを利用しましょう。
飲食業特化型の転職エージェントは、飲食業界の求人を豊富に取り揃えているのが特徴で、調理施設の求人も数多くあります。
ここでは、飲食業界内の転職におすすめの飲食業特化型エージェント2つをご紹介します。
- itk
- フーズラボエージェント
それぞれの特徴をみていきましょう。
1. itk
公式サイト:https://i-t-k.co.jp/
「itk」は業界シェア・求人数ともに飲食業界最大級の転職エージェントです。
飲食業に特化した人材紹介の中では、もっとも業歴が長い会社で、国内最大級の実績を誇ります。
外食に特化したキャリアプランナーが有名企業との太いパイプを活かし、学歴や経歴に関係なく、18才〜50代まで幅広い層のサポートをしてくれます。
転職しようか悩んでる人・転職の仕方がわからない人は、まず登録するべき転職エージェントでしょう。
2. 転職エージェント「フーズラボエージェント」
公式サイト:https://foods-labo.com/
「フーズラボエージェント」は首都圏・関西の飲食業界求人に特化した転職エージェントです。
業界最大級の求人数を誇り、「月給35万円以上」「年収450万円以上」「週休2日」「賞与あり」など優良求人も多くあります。
業界に精通したキャリアアドバイザーによる親身な転職相談の下、より自身の希望にマッチした求人を紹介してくれます。
首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)・関西(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山)で転職を希望しているなら必ず登録しておきましょう。
介護職への転職におすすめな転職エージェント2選
介護職への転職を目指す人には、介護職への転職に特化した転職エージェントを必ず利用しましょう。
ここでは、介護職への転職におすすめな転職エージェントを2つご紹介します。
- きらケア
- リッチマン介護
それぞれ違いを見ていきます。
1. きらケア
公式サイト:https://job.kiracare.jp
「きらケア介護求人」は介護業界に特化した転職支援サービスのことです。
業界に特化したキャリアアドバイザーが、マッチ度の高いスピーディーな提案と、入職前〜就業後まで万全のサポートをしてくれます。
介護施設内の人間関係、雰囲気、評判など、一人では知ることが難しい情報もアドバイザーが教えてくれるので安心して就職できます。
転職活動への一歩がなかなか踏み出せない人は、まず気軽に相談してみましょう。
2. リッチマン介護
公式サイト:https://richman-kaigo.com
「リッチマン介護」は介護業界に特化した転職支援の中でも、高給与の求人数がトップクラスに多くあります
今の給与に不満があり、高給与を得られる仕事に転職したい人にはぴったりのサービスです。
ほかにも、無料で使える寮を完備した福利厚生の良い求人や引越し費用、不動産仲介手数料が無料(エリアによる)の求人などが多いのも魅力の1つです。
面接の時にかかる交通費を負担してくれサービスも喜ばれています。
異業種への転職におすすめな転職エージェント3選
未経験の異業種への転職を成功させるには、エージェントの利用は必須です。
未経験の異業種への転職には、幅広い業界や職種の求人に対応している「総合型転職エージェント」の利用をおすすめします。
ここでは、未経験の異業種への転職におすすめな3つの総合型転職エージェントをご紹介します。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
それでは特徴を解説します。
1. リクルートエージェント
公式サイト: https://www.r-agent.com/
「リクルートエージェント」は株式会社リクルートが運営する、業界最大手の転職エージェントの1つです。
リクルートエージェントでは一般公開している求人のほかに、10万件以上の非公開求人が取り揃えられています。
各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが、あなたの希望やスキルに沿った求人を厳選して紹介、また職務経歴書・履歴書などの書類の添削まで幅広いサポートをしてくれます。
転職サイトの「リクナビNEXT」と連携して使用すると、より効果的な求人検索ができるため、併用することをおすすめします。
2. マイナビエージェント
公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
「マイナビエージェント」は首都圏・関西圏・東海圏の20代~30代の転職に強い、国内最大級の転職エージェントです。
さまざまな業界・職種に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているため、異業種への転職もしっかりサポートしてくれます。
また、リクルーティングアドバイザーが会社内の雰囲気や、そこで働く⼈の様⼦なども徹底してリサーチしているため、より細かい希望に沿った企業とのマッチングが可能です。
IT業界への転職に興味がある人には、IT業界の転職に特化した「マイナビIT AGENT」もおすすめです。
3. doda
公式サイト:https://doda.jp/
「doda」は約10万件の求人情報を誇る、業界最大級の転職エージェントの1つです。
首都圏の20代や30代の転職にはもちろんのこと、地方での転職や、高齢での転職などもdodaであれば案件を見つけることができます。
dodaには30年以上という長年の転職支援実績があるので、信頼できるサポート体制が魅力です。
dodaに登録をすると、転職エージェントと並行して転職サイトの利用も可能なため、求人の選択肢を増やすことができます。
4. パソナキャリア
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp
「パソナキャリア」は求人数30,000件以上の業界トップクラスの転職エージェントです。
関東圏・関西圏・東海圏の転職に強く、また24〜49歳まで幅広い年齢層の転職活動に対応してくれます。
リーダー・マネージャークラス〜部長・事業責任者クラスまでの求人を紹介してくれるのはもちろんのこと、未経験で応募できるポテンシャル求人を多く保有しているのも魅力の1つです。
面談の際に、転職活動のノウハウがつまったガイドブックをプレゼントしてもらえるので、転職がはじめてという方でも安心して利用できます。
まとめ:転職サイト・エージェントを上手く使って転職を成功させよう
今回の記事では以下のことについて詳しく解説しました。
老人ホームや介護施設で働く調理師が挑戦できる業種はたくさんあるため、迷っているならすぐに転職活動を始めましょう。
忙しく時間の取りにくい調理師の転職活動には、さまざまな転職サポートを受けられる転職エージェントの利用が必須です。
まだ転職先を絞り切れていないという人も、事前に登録だけでも済ませておきましょう。
なお、気持ちと時間にゆとりを持たせるためにも、転職活動は退職後ではなく、今の仕事と並行して進めておくことで円滑に転職をおこなえます。
\こちらの記事もチェックしよう/